2016年3月20日日曜日

つれづれメモ

ちょっと前に読んだ動物とうんこの豆知識。

牛などの草食動物は、反芻することによって腸内細菌の働きを活性化させ、長い腸の中で食物を長くとどめることで多くの栄養素を摂取している。

だから大きな体を草だけで維持することができる。らしい。

うーん、なるほど。牛の糞とか、人間の体内にあったら普通に食中毒発生するような細菌もいますからね…!おなかが強靭なんだな。
腸内フローラというのはそれだけで奥の深いもので、人間でも腸の環境によって、腹具合にかかわらず体のいろんな部分に影響が出る、というのは最近よく聞きますね。一説には自閉症や精神疾患にも関連するとのこと。

やっぱり食べ物というのは動物にとって絶対外せない基本なわけで。
ウサギは牛ほど大きな体がなく、腸も短いので、腸内環境による恩恵を牛ほどには受けられないそうです。なので彼らは自分のうんこを食べる。
うんこを食べることで牛の反芻と同じ効果が得られるらしい。
わお。

糞食といえば、コアラも習性があるそうで。
コアラの主食といえばユーカリですが、ユーカリの葉にはシアン化合物が含まれるそうです。
シアン化合物は青酸カリとかと同じですね。猛毒です。だからこそほかの誰も食べず、コアラだけが主食として選べたのでしょうが…
コアラもそこまで体は大きくないですが、腸内の細菌によってシアン化合物を無効化させています。
でも、腸内細菌というのは個々が持っているもの。コアラは自分の子供に細菌を与えるために、離乳食代わりにうんこを子供に与えるそうです。
すごい話だ。動物のこういう、生きものとしての生存本能からくる行動ってほんとうにすごい。
「ユーカリは毒物だから、私の細菌をあなたの腸内に定着させるのよ」なんて考える知能も、伝えるコミュニケーションもないのに、親も子も正しい選択ができるんだね。
生きものって、よくできてるよね…

人間がまねしたらほぼほぼ食中毒だと思うけど、それは腸の長さとか、腸内フローラの問題なのかな。まずは腸内細菌を整えたら、人間もうんこで栄養摂取できる人もいるでしょう。人によって合う合わないはありそう。

うんこつながりだと、昔の中国では、豚便所といって豚の住処の上や横に便所を作って、人間の糞便を豚のえさにしていたところがあったそうです。これがすごく効率的で、冬でも餌が確保できるわけだから、だから中国では謝肉祭の必要がなかったらしい。冬でも家畜を養えた。そしてお肉が食べられた。
日本にはそもそもあまり豚を食べるという習慣が無かったんじゃないかな。徳川慶喜が豚一公って呼ばれたくらいだし。そもそも江戸じゃ人間の糞便は資源として売り物になったらしいし、うんこを家畜に与えるというのは、むしろできなかったかも。

かといって人間でも、便による健康法がないわけではなく、中国では四世紀くらいから便の抽出液を使った「黄色いスープ」という治療があったらしい。朝鮮にもトンスルという糞便を材料にしたお酒があります(もちろん一般的ではない)。日本でも、人中黄という薬がありますね。今も使われているかは謎ですが。

漢方では糞というのはわりとメジャーな材料ではあるみたい。東洋医学って、すごいなあ。微生物っていう概念がなかった時でも、腸内フローラなんて知らなかった時でも、それに即した薬がもうできてるんだもんなあ…

ただしこの場合、糞を摂取するということに非常に抵抗感を覚えるのが難点かな。
よほどの健康危機でなければ、試したくはない。
そこが、廃れたし、一般的な治療法として確立されない理由でしょう。